以前からホログラフィック宇宙論のような話を時々耳にする。これは荒っぽく言うと、この宇宙は三次元であるが、重力のない二次元と等価であり、この宇宙は二次元からの投影物に過ぎないのではないか、というもので、2005年のマイケル・タルボット氏の著書「投影された宇宙」が代表的なもののようだ。下はAmazonのページ。
この仮説とは別に、この宇宙はコンピュータシミュレーションに過ぎないのではないか、という仮説もある(シミュレーション仮説)。映画の「マトリックス」のような話であるが、シミュレーションされた側からは検証は難しそうなのだ。これはニック・ボストロム氏によるもので、下はWikipediaの解説。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC
このような考え方も面白いと思うが、ホログラフィック宇宙論は最近では否定されてきているように見える。下の解説によると、「宇宙はホログラムではなかった」ことが実験的に検証された、とのことである。

「我々はホログラムの世界に生きているのではない」ということが明らかに
アメリカ・イリノイ州に本拠を置くフェルミ国立加速器研究所が、世界で最も高感度なレーザー干渉計である「ホロメーター」を用いて、「我々の宇宙は、別の宇宙から投影されたホログラムなのではないか」という学説の検証を行い、「この世界がホログラムなのか...
しかし、ホログラフィックな宇宙論は、ホログラフィック原理に由来している。ホログラフィック原理は、重力理論は二次元で説明され、物質世界は三次元で説明される、というような理論のようで、門外漢ではあるがこれについて色々と調べると最近の物理学の中心議題になっているようにも思える。これについてもう少し詳しく述べたいと思うが、長くなってしまいそうなので次回とする。
#ホログラフィック宇宙 #シミュレーション仮説 #ホログラフィック原理

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