2022-11

材料科学

TESLAのギガプレス

TESLAについて調べていたら、最近自動車技術を牽引するような技術開発をしていることに気がついた。その1つがギガプレスで、自動車の車体を1回のダイキャストで作ってしまうというもので、欧州自動車会社にはこれに追随する動きも見られる。日本の自動車会社の得意な細かい改善と技術の蓄積を無効化するような技術で、これが広がると日本の自動車産業への影響も甚大と思われる。
投資

資本収益率と経済成長率

トマ・ピケティの「21世紀の資本主義」で有名になったr > g(資本収益率は経済成長率よりも大きい)について考えてみた。日本においても1980年以降はこの関係は成立している。経済成長率は実体経済を反映しているのに対して、資本収益率は実体経済と金融経済の両方を反映すると考えると資本収益率の方が大きくなるのは当然なのかもしれない。
投資

資本利益率と配当金

企業の株式配当金について調べてみると高い所では20%近い配当を出し、有名企業でも5%以上のところはそれなりにある。低金利で収益性が低いと思っていた銀行業界の配当率は意外と高く、その資本に対する利益は6%以上となっている。
IT

AIを用いて新しい物質を開発する(3)

機械学習を用いた材料開発においては、目的とする特性をうまく説明することができる説明変数(記述子、特徴量とも呼ばれる)を作ることが重要である。最近XenonPyという無機化合物の説明変数を作成してくれるものが開発された。これらをうまく活用して独自の説明変数を作り上げることで材料開発の新しい手法となる可能性がある。