良性発作性頭位めまい症

2週間ほど前、朝起きたら目の前がぐるぐる回ってとても体を起こせる状況でないような症状に見舞われた。このような症状はこれまで経験なく、しかも立てないほどのめまいで面食らった。それでも何とか椅子まで移動してネットで色々検索してみると「良性発作性頭位めまい症」という病気である可能性が高いと思われた。すぐに病院にも行き、予想通りの診断を貰った。今回この病気について調べたことと、自らの症状について記載する。

まず、この病気はめまいで病院を訪れる患者の最も多くを占める、珍しくない病気である。その名前のごとく、良性であるためどんどんひどくなるようなことはほぼなく数日から2-3週間で軽快する事例が多い。発作性というのも自分のように朝起きて突然、のように前触れなく症状が現れるものである。頭位というのは、多くの場合頭を一定の位置にしたときに症状がひどくなるもので、ずっとその位置にしておくと段々と軽くなっていくことが多い。自分の場合は頭を寝かせた状態、つまり仰向けの状態にするとぐるぐる回りだした。仰向け状態から元の立位に戻してもまたぐるぐる回る。

原因は比較的単純で、耳の奥に重力を検知する前庭と回転を検知する三半規管がある。前庭の中には耳石と呼ばれる小さな石が入っていてこの石が重力で引張られることで前庭で重力を検知する。この耳石が何らかの原因で前庭から出て三半規管に移動してしまうと三半規管の神経を刺激してめまいにつながる、という仕組みとなっている。三半規管の中の耳石はいずれ溶解してしまうため、時間が経過すると回復傾向となる。このため病院でも対症療法としてめまい止めの薬を処方されただけだった。

良性発作性頭位めまい症 - 19. 耳、鼻、のどの病気 - MSDマニュアル家庭版
良性発作性頭位めまい症 -原因、症状、診断、および治療については、MSDマニュアル-家庭版のこちらをご覧ください。

症状が軽ければ何か活動もできるだろうが、ひどいとかなりきつい。1度ひどい発作を起こすと、もう動けなくなってしまい、ベッドに横になって暫く時間が経過するのを待つしかない状態となる。最初の2日間は特に症状が重かった。この季節は花粉症の季節でもあるために、目が痒くなり目薬を指したくなるが、目薬を指すために顔を上に向けるとぐるぐる回りだす。そうなると、ベッドで休養せざるを得ないという状況でただただ時間が経過するのを待つしかない。

色々と調べると、結局耳石が間違ったところに入ったことが原因であるのでそれを元の位置に戻せばよくなる、という治療法があることを知った。耳石置換法、あるいはエプリー法と呼ばれている方法で、具体的なやり方もYouTube等で公開されている。

これも試してみたものの、まず耳石が右の耳にあるか、左の耳にあるかがわからない。このため両耳に対応するため2回ずつやらないといけなくなる。また、症状のひどいときにやったためか、この体操をすることでひどいめまいが起こり、術後に気分が悪くなった。しかもよくならない。1説では80%の方に効果があるそうだが、20%の方に含まれてしまったのか・・

症状は基本的には朝が最も重く、夕方にかけて段々軽くなってくる。このため発症後3-4日経つと昼からはそれなりに動けるようにもなってきた。そこで発症後4日目に外出してみた。昼から症状が軽くなったので出かけ、電車に乗って思わずうたた寝をしてしまったところ、起きたらまたくらくらし始めた。僅か5分程度のうたた寝で朝の状態に戻ってしまったようだ。これは結構キツイ・・ 頭がくらくらすると食欲もあまり湧かず、飲酒もできないので本当に寝ているしかなくなる。しかし寝てしまうとまたくらくらするという悪循環であった。

結局現在発症から16日ほど経過しているが、まだ完治には至らず朝はふらふらする。また日によって若干重い日と軽い日があり、重い日は昼以降も条件によってはふらふらする。良性と言いつつ、結構つらい症状であることから、健康の有難さを再認識した4月となった。

#めまい #頭位めまい症 #エプリー法

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