首都直下型地震の可能性

昔から地球科学には興味があって、最近「知っておきたい地球科学」という本を読んだ。元々は46億年の地球の歴史を概観したいということで読んだ本であったが、後半部分に地震と噴火の話がかなり詳しく記載されていて、特に地震に関する話が興味深かった。著者は鎌田浩毅さんという京都大学名誉教授の方。下はAmazonのこの本のサイト。

この著者によると日本近辺の地震活動には周期性があり、1000年周期のものや100年周期のものなど幾つかがあるとのこと。その中で、1950年以降地震が少なかった時期が50年ほど続いたが、これは地震の周期性でたまたまそうなっていただけで、1995年の阪神大震災以降地震の活発期に入ったということである。

以前、気象庁のデータベースを用いてここ100年程度の日本の地震について調べた際に、震度7以上の地震が全て1995年以降に集中していた。この時は理由がわからなかったが、上記の説に従えば地震の活発期になったため当然ということになる。

マスコミの報道等では南海トラフ地震についてのものが多いが、「知っておきたい地球科学」によると最近の地震活動は平安時期(850~887年)の地震活動と良く類似しているとのことである。これが恐らく約1000年周期の地震ということなのだろう。平安時代は、新潟地震(863年)→宮城県沖地震(869年)→関東南部地震(878年)→南海トラフ地震(887年)という順番で起こり、今回は新潟地震(2004年)→宮城県沖地震(2011年)ときている。南海トラフ地震も近い将来来るとされている。となると、気になるのは関東南部地震となる。

878年の関東南部地震(相模・武蔵地震)はM7.4級の直下型地震であった。平安時代と同じように地震が起こるとはもちろん限らないが、南関東に住むものとしては可能性と想定される被害が気になる。改めて関東南部の地震について調べてみると、M7級の地震であれば約30年に1度の頻度で起こっていることが下の気象庁サイトに記載されている。結構小田原近辺を震源とするものが多い。

地震について | 気象庁
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またM7級の直下型地震であれば最大震度は7に達するとされている。震度6くらいを想定しておいた方がよいように思われる。

M7級の首都直下地震で都内死者6150人 都防災会議が被害想定 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
東京都防災会議の地震部会(部会長・平田直東京大学名誉教授)が首都直下地震の新たな被害想定をまとめ、25日公表した。2012年以来10年ぶりの見直しで、建物の耐震化が進んだことなどから死者は前回より

公式な発表ではM7級の首都直下型地震が起こる確率は向こう30年で70%とされているが、これを大きいととるか小さいととるかは結構判断が難しい。「心配事の9割は起こらない」とも言われているが、「転ばぬ先の杖」とも言う。一応、緊急時の対応はまじめに考えておくことにした。

#南関東地震 #南海トラフ地震 #地球科学

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