米国発金融危機@2023は起こるのか

昨年の終わりから今年の前半にかけて、米国や欧州の銀行が破綻したり危機を迎えたりしている。具体的には昨年11月米国で仮想通貨を扱う取引所であったFTXが破綻し、今年の3月米国のシリコンバレーバンク(SVB)、シグニチャーバンクも破綻した。欧州ではクレディスイスが危機を迎え、UBSと合併させることで国が救済を仲立ちした。ドイツ銀行も危ないのではないか、という噂も絶えない状況となっている。国際金融システムは崩壊しかけているのではないか、という説も流れている。

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以前から日本円は危ないとか、米国ドルが危ないとか、いやいや中国元こそ危ないとか、色々な人が色々なことを言っているので、どの説を信じてよいかよく分からないところがある。個人的には日本円が危ないと思っているのだが、今回は米国発の金融危機が起こりそうという説について調べてみた。

まずは野村総合研究所(NRI)のエコノミストによる論説から。この筆者によると、現在米国の企業債務がかなり膨れ上がっていること、企業の資金需要状況が急速に悪化して2009年のリーマンショックの時のそれに近づきつつあることが指摘されている。このためこの筆者は米国内で低格付け企業の起点とした金融危機が起こる可能性があることを指摘している。但しこの筆者は金融危機がいつ起こるか、という予想については述べていない。

企業債務がトリガーとなる米国経済・金融危機

次に「金持ち父さん貧乏父さん」で一世を風靡したロバート・キヨサキ氏の予測。氏がTwitterで米国史上最大規模の不動産市場での暴落が2023年に起こるのではないか、ということを述べている。Twitterなので、論拠まで詳細に述べられてはおらず、2019年に比べて2023年のサンフランシスコのオフィスビルの価格が70%低下したことを述べているのみとなっている。氏によると、金、銀、ビットコイン等を持つことがこのような危機に対する備えになるとも述べている。

金持ち父さん著者「不動産大暴落」を予想|リーマン・ショック以上の金融危機が到来? – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ
「2023年の世界的金融危機到来」を示唆 「金持ち父さん貧乏父さん」を執筆したことなどで知られるロバート・キヨサキ氏は2023年6月8日に、 不動産市場で歴史上最大規模の大暴落が起きる との予想を語りました。 2008年にはアメリカ大手投資...

外資系金融機関に勤めたキャリアを持つ岩永憲治氏が、2024年に金融暴落が起こることを予測した本を最近出版している。岩永氏によると、米国をはじめとした各国が市場に大量のマネーを供給して現在既にバブル状態にあるため、それがどこかで破裂するであろう、そしてそれは2024年の米国大統領選を終えたときであろう、と予測している。正直外資系金融機関に勤めたことのある人は沢山いるだろうから、その人の言うことが正しいかどうかはわからないが、現在世界中にマネーが大量に供給されているため、バブリーに株や債券の価格が上昇していることを指摘する声は多い。

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今年の4月から6月までは銀行破綻のニュースもなく、比較的平穏であったと思われるが、調べた範囲では2023年とは限らずとも近い将来に金融危機が起こるという説の方が優勢に見える。仮に金融危機が起こったとすると、恐らく株や不動産、各種債券の価格が暴落して、上述のキヨサキ氏に代表されるように金の価格は上昇することを予測する人が多い。この危機がドルの危機にまで発展するかどうかは何とも言えない。大した資産を持っているわけでもないが、色々な場面を想定して事前に手を打っておいた方が無難には思えてくる。

#金融危機 #不動産価格

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