地球の気温の推移

地球温暖化を抑制すべく、その原因物質となる二酸化炭素を削減しなければならない。このため二酸化炭素を排出する産業は排出しないように努力し、排出する自動車も排出しないように電気自動車にしましょう、というのが現在の基本合意事項となっている。これに沿って産業政策が定められる。しかしこれに対する懐疑論も数多く存在する。政治的な話も多いので真偽のほどが中々見極めにくいが、できるだけ冷静な目で調べてみた。

地球温暖化に対する懐疑論の論点は主に3つあると思われる。1)地球は本当に温暖化しているか、2)温暖化しているとしたとき、その原因は二酸化炭素なのか、3)温暖化しているとして、それは本当に問題なのか、である。今回は1)と2)の視点からの話となる。

地球の気温に関する研究は昔からあり、下のサイトでは地球の気温を支配する要因について説明している。これによると地球の気温は7℃程度の変動幅があり、これは大きくはミランコビッチ・サイクルとダンスガード・オシュガーサイクルで説明されることが記載されている。ミランコビッチ・サイクルは地球の公転軌道と回転軸のブレによるもので数万年周期、ダンスガード・オシュガーサイクルは氷河の崩壊などが影響するものの詳しい原因不明で約2000年サイクルだという。これらがいわゆる氷河時代を形成する要因である。氷河時代は2万年前に終りを迎え、現在は間氷期、氷河期と氷河期の間のやや温暖な期間に相当する。

過去2万年間の気候変動の復元

後者のダンスガード・オシュガーサイクルでは、激しい場合には2〜3百年の間に7℃の温度変動もあったとされる。現在の温暖化が数十年で0.5℃ほど起こっているようだが、この程度の温度変動は自然現象でも起こりうるということではある。

また、地球の気温の推移と二酸化炭素量の関係について調査している事例が下の論文である。その一部の図を抜粋して下に示す。地球の気温と二酸化炭素濃度は最近の120年ほどの間にどちらも増大している。しかし、1950年以前と以後とでは二酸化炭素の上昇の仕方と気温の上昇の仕方が異なっており、二酸化炭素が温暖化の直接の原因とは言えない、との主張である。筆者の方によると、現在温暖化防止のために二酸化炭素を制限することになっているものの、温暖化の直接の原因が二酸化炭素であることはどこにも明示されていないそうだ。

素朴な視点で改めて地球温暖化要因論を問う
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最初の懐疑論の論点に戻ると、1)の温暖化しているかどうかということに関しては100年で0.6℃程度の温暖化は認められます、ということになる。その原因については諸説あるのだろうが、これについては改めて記載することとしたい。なお、地球全体の温暖化議論なので個別の地域の話をしても仕方ないとも言えるが、東京の平均気温はここ23年間下がっているそうだ。下の記事に記載されている。気象庁のデータをプロットしているものなので、データは正しいと判断する。確かにここ数年の冬は結構寒いような気がするので、個人的な肌感覚とは合致している。

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#地球温暖化 #ミランコビッチ・サイクル #ダンスガード・オシュガーサイクル

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