Fintech Journalというサイトを見ていると、AtoA取引に関する記事が出ていた。有料記事であったため中身の詳細は把握できなかったが、そもそもAtoA取引という言葉を初めて聞いたので、少し調べてみることにした。
AtoA取引とは、Acount to Acount取引を意味し、個人間あるいは企業間、個人‐企業間のデジタル取引を意味する。国内でいうと、PayPayやLinePayに代表されるようなPay系の決済システムがそれに相当する。確かにLinePayで個人間の割り勘支払いも可能なのでまさにAtoA取引になっている。
何故AtoA取引が注目されているかというと、これまでは銀行口座やクレジットカードを介してしかお金の移動ができず、特に銀行口座間の取引は手数料がかなり高いし時間がかかる。クレジットカードも、昔聞いた話では手数料を5%取るということであったし、実際の決済まで1‐2ヶ月もかかるのでカード会社の間違いがないかどうかの確認をしようと思うとかなり面倒なことになる。これらの欠点を解消していわゆる「中抜き」にしてコストを下げようというのがAtoA取引ということになる。
しかし考えてみると銀行、クレジットカード会社がYahooやLine、楽天に替わっただけで別に中抜きにはなっていない気もする。これまでクレジットカード会社が暴利を貪っていたものが競争によって手数料が低下するということになるような気もする。そこで手数料についても調べてみた。
下の記事によると、クレジットカード会社の手数料は3.25%でPaypayでは1.6%または1.98%、楽天Payでは3.24%または3.74%という数字が出ている。Pay系サービスは当初手数料無料を武器にして広まったようで、現在もPaypayの手数料はかなり抑えられている。恐らくクレジットカード会社も対抗して下げてきているのであろう。
国内のPay系サービスとは別に、英国の企業もFintechをうたって国内に参入してきている。Revolutというサービスで、以前紹介した。このサービスは現在も使用していて、クレジットカードにチャージしてそれをクレカのタッチ決済で即時引き落とし使用できるので、デビットカードのような感覚で使用できて、クレカの不正利用に対してもチャージ金額以上の損害は受けようがないので安心感もある。因みに最近台湾に旅行した際に使用してみたが、問題なく使用でき、海外でも国内と同じような感覚で使用できるのもありがたい。小口決済に向いているように感じている。
さて、Pay系のこれらサービスが普及して都会では現金を持ち歩く必要もなくなってかなり便利になった気がする。今後はぜひ中国のように与信システムと合体して欲しいと個人的には思っている。中国のアリペイ等では個人の消費行動を基に信用スコアが計算され、そのスコアの値が高い人に対しては低利の融資やホテルチェックイン時のデポジット免除、レストランの優先予約等の優遇措置が取られているようだ。クレジットカード会社の高いグレードのカードを保有する人の特典が得られるようなイメージだろう。これらのサービスもクレジットカード会社ができてPay系の会社ができない理由はないだろうから今後はそのようなサービスも増えていくのかもしれない。そのためには色々なPay系サービスを使用せずに、1つに絞っていった方がデータが増えてよいのかもしれない。
#AtoA取引 #Pay系サービス

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