人体内部で発電する

人体内にマイクロチップを埋め込むような動きが加速しているようだ。以前からペースメーカーを埋め込むような話はあったが、今後はより複雑なチップを埋め込むことが増えてくるだろう。下は以前記載したもの。

人体内でマイクロチップを動かすためには電力が必要だ。もちろん電池を内蔵させることはできるが、電池切れで動かなくなるのも困るし、電池交換のために取り出すのも人体内部であれば手間や苦痛が生じる可能性がある。電力供給は大きな問題だろう。今回、イスラエルの大学から人体内部の臓器の動きを利用して発電するための素材が報告された。下はその記事。

今回開発されたのは、コラーゲンのような構造をもつアミノ酸の複合体で、圧電効果を示すそうだ。圧電効果というのは圧力を加えたときに電気を生じる作用で、力を電気に変換する作用とも言える。これを利用して内蔵の動きを電気に変換しようというのが今回の狙いであるらしい。圧電効果を有する物質はこれまで色々知られているが、基本的に無機物が多く、Pbを含有するものも多い。今回は人体内の抗生物質に近い有機物で、しかも数百ナノメートルの物質で高い圧電効果が得られたというもので、マイクロチップのようなものとも親和性が高そうだ。

まだ開発段階なので実用化は先なのだろうが、このような技術が進展していくと、充電する必要のない機器が増えていきそうだ。今後の研究開発の進展に期待したい。

#圧電効果 #マイクロチップ

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