最近メタバースがバズワードになっている。メタバースとは宇宙を表すユニバースの後ろの部分と、後続する、超越した、などの意味をもつ表すメタをくっつけた造語で、最近ではネット上の仮想空間、のような意味で使用されている。このような概念は古いものではなく、2000年代にはSecond Lifeというようなものが一時期流行ったが、そのうち廃れてしまった(とは言えサービスはまだやっていて、最近はアクティブユーザー数が増えているようだ)。
新しいところではFacebook社が今後メタバースを主戦場にすること、社名自体を「メタ」に変更することが発表された。この動きについては賛否両論あるのだろうが、個人的には賛成だ。メタバースのような仮想空間と言えばどうしてもゲームが先行している。「あつまれ動物の森」や「フォートナイト」が代表的なものなのだろう。特にフォートナイトは、その中で米津玄氏などがライブをする等して話題を集めた気がする。
日本国内でもメタバースに関する動きは加速している。色々とあるのだろうが、個人的には佐藤航陽氏の活動に注目している。佐藤航陽氏は、メタップスの創業者で、現在はスペースデータ社として衛星写真データから3Dの仮想空間を作成するAIを開発して、その費用をクラウドファウンディングで募集していた。

そのリターンとして、AIで作成された仮想空間において看板を出す権利を付与することになっており、これも非常に面白い。どの位の方がこの仮想空間を訪れ、それがどの位継続するのかは全くわからないが、継続的なものになるのであれば広告費用としては格安にも思える。
メタバースが今後広がっていくかどうかについては、個人的には没入できるハードウェアに依存するような気がしている。ディスプレイだけでも大きなものであればある程度の没入感は得られるがスマホの画面ではそれとは程遠い。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)やゴーグル型ディスプレイの性能の良いものが安価に提供できれば、どこかの時点で爆発的に広がっているのではないか、という気がする。すでにFacebook、でなくMeta社はHMD型のOculus Quest2を市場に投入し、更にハイエンドのデバイスを2022年に発売することを公表している。これらはHMDに加えて手にもコントローラーを装着して手と頭の動きが画面に反映される。実際に試したことがないので、どのくらいの使用感かは分からないが、Meta社は着々と布石を打っているということなのだろう。因みにOculusのブランド名もMetaに変わるようだ。

コンピュータの性能が飛躍的に上がり、没入感の得られるデバイスが普及すればどこかでメタバースは必ず爆発的に広がると予想する。本当はBMI(Brain-Machine Interface)のようなものがあればより好ましいのだろうが、顔に取り付けるデバイスにどの位の人が付き合ってくれるかが焦点なのだろう。今回のMeta社の取組みがうまく広まっていくのか、Second Lifeのように一時的なものになり、次の取組みを待つことになるのかは分からないが、現実とは異なるリアリティを得られる日を心待ちにしている。
#メタバース #Oculus #BMI

コメント