暗号資産で2番目の規模を誇るEtheriumがPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)に切替えたのは2022年9月であった。PoWはいわゆるマイニングによってブロックチェーンを繋いでいく技術で、PoSはその暗号資産を保有している人がその資産を預ける(ステーキング)ことでブロックチェーンを繋いでいく技術である。これによりステーキングした人には対価が支払われる。つまり、Etheriumを保有している人はその資産を利用してステーキングすることで資産を増やすことができる。その比率は年に5%前後で、暗号資産自体の値段の動きの程度と比べると小さいが、それでも長期で保有するつもりであれば複利でそのメリットを享受できる可能性がある。少しばかりEtheriumを保有していることもあり、ステーキングの方法、実態について調べてみた。
下のコインチェックのサイトにまとめられていたものが丁寧に記載されていた。ステーキングの方法として、1)自分でステーキングする、2)Staking as a serviceを利用する、3)Staking Poolを利用する、4)暗号資産の取引所を利用する、の4種類の方法がある。どの方法も長所と短所があるが、大きいのは1)と2)の方法は最低32ETH(現在価格で約670万円)のEtheriumが必要であることである。この額はなかなかハードルが高いので、通常は3)あるいは4)の方法を選ぶ人が多いと思われる。

3)のStaking Poolとは、少量のEtheriumを持っている人が集まってそれらを供出することでPoSの工程に参加できる仕組みである。このため少額から可能であるが、欠点としてはそのStaking Poolが何らかの脆弱性による攻撃を受けた場合には資産が棄損される可能性がある。また、ステーキング自体の欠点として、現段階ではステーキングしたEtheriumを直ちに引き出すことはできない。2023年3月にEtheriumの大型アップデートが予定されており、そのアップデート後にEtheriumの払い戻しができるようになるという予定となっているものの、予定なので遅れる可能性もあり、Etheriumが手元に必要な人は利用するのは慎重になる必要がある。
しかし、Staking Poolを利用すると預けたEtheriumの量に応じた代替のトークン(stETH等)をもらうことができる。代替のトークンはETHと1:1の比率でETHに戻すことが可能である。但し最近は若干のずれも出ているらしい。面白いのはその代替トークンを用いて、更にDeFi(分散型金融)プラットフォームでイールドファーミング等を行うことで更に報酬を得ることが可能となる点である。イールドファーミングとは暗号資産の流動性を提供することで報酬を得る仕組みのこと。この世界は新しい概念が多く、中々全て理解するのは難しいところはあるが、要は1つの暗号資産(Etherium)でステーキングの2重取りが可能となることを意味している。その分ハッキング等のリスクも大きくなるとは思われる。実際に下のサイトでその方法の具体的なやり方を紹介していた。なお、下のサイトに出てくるCurve financeというのはDeFiプラットフォームの1つ。

最後に4)の暗号資産取引所でステーキングをやってくれるところもある。下のサイトに紹介されているが、現在GMOコインとSBI VCトレードがこのサービスに対応している。実際問題としては、この方法が最も簡単な方法とは言える。但し過去暗号資産取引所がハッキングされた事例もあるので、そのリスクはある。
調べていたら思ったよりも長くなってしまったため、自分でステーキングをやってみた結果については次に記載することとする。
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